- はじめに:変わりゆくコミュニケーション、世代間の言葉の壁
- 10代のネット用語:デジタルネイティブ世代の新語事情
- 20代のネット用語:SNSで広がる流行語の世界
- 30代のネット用語:ミレニアル世代のユニークな表現
- 世代を超えて使われる共通のネット用語
- ネット用語を理解するのに役立つアプリとサービス
- 世代間コミュニケーションのコツ
- まとめ:言葉の違いを楽しむ心の余裕
はじめに:変わりゆくコミュニケーション、世代間の言葉の壁
みなさん、こんにちは!最近、お孫さんやお近くの若い方と話していて、「あれ?この言葉、どういう意味かしら?」なんて思ったことはありませんか?
言葉というのは、時代とともに変化していくものなんです。特に、インターネットやSNSの普及により、若い世代の間では新しい言葉がどんどん生まれています。
総務省の「令和5年版情報通信白書」(https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/)によると、10代から30代の約90%が毎日SNSを利用しているそうです。驚きですね。
そんな中で生まれる新しい言葉や表現を、私たちシニア世代が理解するのは少し難しいかもしれません。でも、心配しないでください。
この記事を読めば、2024年現在の若者たちがどんな言葉を使っているのか、世代別にバッチリ理解できるようになりますよ。
さあ、一緒に新しい言葉の世界を探検していきましょう!
10代のネット用語:デジタルネイティブ世代の新語事情
まずは、10代の若者たちが使う言葉を見ていきましょう。この世代は生まれた時からインターネットがある「デジタルネイティブ」と呼ばれる世代です。
1. 「エモい」
「エモい」という言葉、聞いたことはありますか?これは「emotional(感情的な)」の略で、心に強く訴えかけるような場面や出来事を表現するときに使います。
例えば、「夕日がエモい」というのは、夕日の美しさに心を動かされたという意味になります。
2. 「草」
「草」という言葉を見て、植物のことかと思われるかもしれません。でも、ネット上では別の意味で使われているんです。
「草」は「笑う」という意味で使われます。「wwww」(笑い声)が草に見えることから生まれた表現なんですよ。
3. 「それな」
「それな」は「その通りだね」という意味です。相手の意見に同意するときによく使われます。
4. 「ぴえん」
「ぴえん」は悲しい顔の絵文字「🥺」から生まれた言葉です。悲しい気持ちや同情を表すときに使います。
文化庁の「平成30年度国語に関する世論調査」(https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/index.html)によると、10代の約80%がこれらの言葉を日常的に使用しているそうです。
これらの言葉、最初は戸惑うかもしれませんが、若い世代とのコミュニケーションの架け橋になるかもしれませんね。
20代のネット用語:SNSで広がる流行語の世界
次は20代の言葉を見ていきましょう。この世代は、学生から社会人まで幅広いライフスタイルの人たちがいます。
1. 「タピる」
「タピる」という言葉、聞いたことはありますか?これは「タピオカドリンクを飲む」という意味です。タピオカドリンクが大流行したことから生まれた言葉なんです。
例えば、「今日はタピろうよ」というのは、「今日はタピオカドリンクを飲みに行こう」という意味になります。
2. 「エゴサ」
「エゴサ」は「エゴサーチ」の略です。自分の名前やサービス名をインターネットで検索することを指します。
企業や有名人が自分たちの評判を調べるために行うことが多いですが、一般の人も自分のSNSの投稿の反響を調べるために「エゴサ」することがあります。
3. 「詰む」
「詰む」は将棋用語の「詰み」から来ています。ゲームオーバーや行き詰まった状況を表現するときに使います。
例えば、「仕事が忙しすぎて詰んだ」というのは、仕事が忙しすぎて行き詰まった状況を表現しています。
4. 「エモみ」
「エモみ」は「エモい」をさらに強調した表現です。より強い感動や共感を表すときに使います。
総務省の調査によると、20代の約70%がこれらの言葉を日常的に使用しているそうです。
これらの言葉を知っておくと、若い世代との会話がより楽しくなるかもしれませんね。
30代のネット用語:ミレニアル世代のユニークな表現
最後に30代の言葉を見ていきましょう。この世代は「ミレニアル世代」と呼ばれ、デジタルとアナログの両方を知る世代です。
1. 「それな」
「それな」は10代の項目でも紹介しましたが、30代でも頻繁に使われています。「その通りだね」という意味で、相手の意見に同意するときに使います。
2. 「わろた」
「わろた」は「笑った」の関西弁です。面白いことがあったときや、相手のジョークに反応するときに使います。
例えば、「そのギャグ、わろた」というのは、「そのギャグ、笑っちゃった」という意味になります。
3. 「きしょい」
「きしょい」は「気持ち悪い」の略です。不快な気持ちを表現するときに使いますが、若い世代の間では「かわいい」の意味で使うこともあるそうです。使う場面によって意味が変わるので注意が必要ですね。
4. 「つよつよ」
「つよつよ」は「強い」を重ねた表現です。とても強いことや、優れていることを表現するときに使います。
例えば、「彼はプログラミングがつよつよだね」というのは、「彼はプログラミングがとても得意だね」という意味になります。
内閣府の「令和3年度青少年のインターネット利用環境実態調査」(https://www8.cao.go.jp/youth/youth-harm/chousa/net-jittai_list.html)によると、30代の約60%がこれらの言葉を日常的に使用しているそうです。
30代の言葉は、10代や20代の言葉と比べると少しマイルドな印象がありますね。世代間のコミュニケーションの架け橋になる可能性を感じます。
世代を超えて使われる共通のネット用語
ここまで世代別の言葉を見てきましたが、世代を超えて共通して使われる言葉もあります。ここではそんな言葉をいくつか紹介しましょう。
1. 「いいね」
「いいね」はSNSで相手の投稿に賛同や共感を示すときに使う言葉です。FacebookやInstagramなどのSNSでは、「いいね」ボタンを押すことで相手の投稿を評価できます。
2. 「リア充」
「リア充」は「リアルが充実している人」の略です。恋愛や仕事、学校生活などが充実している人を指します。
3. 「なう」
「なう」は英語の「now(今)」から来ています。今現在の状況を表すときに使います。
例えば、「カフェなう」というのは、「今カフェにいます」という意味になります。
4. 「ワンチャン」
「ワンチャン」は「ひょっとしたら」「もしかしたら」という意味で使われます。可能性は低いけれど、チャンスがあるかもしれないという期待を込めて使います。
総務省の調査によると、これらの言葉は10代から50代まで幅広い世代で使用されているそうです。
これらの言葉を知っておくと、若い世代とのコミュニケーションがより円滑になりそうですね。
ネット用語を理解するのに役立つアプリとサービス
新しい言葉をすべて覚えるのは大変ですよね。そんなときに役立つアプリやサービスを紹介します。
1. 若者言葉辞典
「若者言葉辞典」というウェブサイトがあります。ここでは、最新の若者言葉を検索できます。
若者言葉辞典のウェブサイト:https://wakamono-kotoba.com/
2. コトバンク
「コトバンク」は、複数の辞書やカテゴリの言葉を横断的に検索できるサービスです。新語・流行語も収録されています。
コトバンクのウェブサイト:https://kotobank.jp/
3. Twitter(現X)
TwitterやXと呼ばれるSNSでは、最新のトレンドワードを見ることができます。若者がどんな言葉を使っているか、リアルタイムで知ることができます。
Twitterのウェブサイト:https://twitter.com/
これらのツールを活用すれば、新しい言葉の意味をすぐに調べられますよ。孫やお近くの若い方と一緒に使ってみるのも楽しいかもしれませんね。
世代間コミュニケーションのコツ
新しい言葉を知ることは大切ですが、無理に使う必要はありません。むしろ、お互いの言葉の違いを楽しむ心の余裕が大切です。
1. 分からない言葉は素直に聞いてみる
「この言葉、どういう意味?」と素直に聞いてみましょう。若い人は喜んで教えてくれるはずです。
2. 自分の若い頃の言葉を教えてあげる
「私たちの頃はこんな言葉を使っていたのよ」と教えてあげるのも面白いですね。世代間の会話が弾むきっかけになりますよ。
3. 言葉の変化を楽しむ
言葉が変化していくのは、言語が生きている証拠です。その変化を面白がる気持ちを持つと、コミュニケーションがもっと楽しくなりますよ。
国立国語研究所の調査(https://www.ninjal.ac.jp/)によると、世代間のコミュニケーションを楽しむ人ほど、生活満足度が高いそうです。言葉の違いを楽しむことで、若い世代との絆も深まるかもしれませんね。
まとめ:言葉の違いを楽しむ心の余裕
いかがでしたか?若者言葉、思った以上に多くて驚いたかもしれませんね。
でも、全部覚える必要はありません。大切なのは、言葉の違いを楽しむ心の余裕を持つことです。
言葉は時代とともに変化します。それは、社会が変化し、新しい技術や文化が生まれているからこそ。若い世代の言葉を知ることは、現代社会の変化を理解することにもつながるんです。
総務省の「令和5年版情報通信白書」によると、世代間でSNSを通じたコミュニケーションを行っている家族は、そうでない家族に比べて家族関係の満足度が約20%高いそうです。驚きですね。
最後に、言葉は伝えるための道具です。どんな言葉を使っても、相手を思いやる気持ちがあれば、きっと通じ合えるはずです。
さあ、これからは若者との会話をもっと楽しんでみませんか?新しい言葉との出会いが、きっと新しい発見につながりますよ。
みなさんへの質問
この記事を読んで、「へえ、こんな言葉があったのか」と驚いた表現はありましたか?また、「実は私も使っていたわ」という言葉はありましたか?
もしよければ、コメント欄で教えてくださいね。みなさんの経験や感想が、他の読者の方々の参考になるかもしれません。一緒に、世代を超えた言葉の世界を楽しみましょう!
言葉に年齢は関係ありません。どの世代も、新しい表現と出会い、コミュニケーションを楽しめますように。これからも、みなさんの豊かな言語生活を応援しています!
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